巨人を自由契約になった中田翔内野手(34)が6日、中日と契約交渉を行い、名古屋市内で入団会見を行った。

 年俸3億円(推定)で背番号は日本ハム時代と同じ「6」に決定。立浪和義監督(54)とともに会見に臨んだ中田は「一日も早くファンの皆さんに認めてもらえるようにすべてにおいて全力を尽くしたい」と新天地での活躍を誓った。

 打点王に3度輝いた右の大砲は「立浪監督からも一緒に頑張ろうという言葉をかけてもらい自分には迷いはなかった。よし、やろうという気持ちになりました」と気合十分。個人の目標については「一番は打点です。今までずっと打点にこだわってやってきた。ホームランを40本、50本打てるのにこしたことないが、打点は犠牲になってくれる選手もいる。価値を感じているので、打点に関しての気持ちが強いですね。(打点王は)もちろん毎年狙っているタイトルではあります」と断言した。

 さらに「やっぱり優勝するために、日本一になるために僕らは12月、1月必死にトレーニングしている。そこを目指して一生懸命やっていきたいと思います」と優勝への思いを語った。

 中日は12球団最低の390得点と今季も極度の貧打に苦しみ、球団史上初の2年連続最下位に沈んだ。それだけにシーズン100打点を5回記録している中田への期待は大きい。立浪監督も「チームの勝ちにつながる選手だと思っています」と頼りにしている。

 名古屋入りした前日(5日)にはさっそく選手会長の柳と会食した。「食事をしてたら会いに来てくれた。そういうところが彼の男らしいところ。僕は一気にそこで彼のことが好きになりました。野球の話も1時間、2時間ぐらいしたのかな。彼の優勝したいという気持ちをすごく感じましたし、すごくいい時間だったなと思います」。右のエースと名古屋名物・手羽先を食べながら熱い気持ちをぶつけ合い、早くも意気投合した。

 名古屋の印象についての質問に「バスレーン(※バスを優先させる名古屋独特の交通システム)はビックリしました。バスに乗る機会はないんですけど気を付けて運転しようと思いました」と答えて報道陣の爆笑をさそった新大砲。最下位からの大逆襲へ――。名古屋中の期待が中田に集まっている。