大逆襲なるか。2年連続でセ・リーグ最下位に沈んだ中日・柳裕也投手(29)が熱い胸の内をさらけ出した。ドラゴンズの応援大使を務めるアイドルグループ「SKE48」の熊崎晴香(26)に独走Vを許した阪神への〝本音〟やファンへの思いを激白。さらに竜の選手会長からは驚きの〝優勝感謝プラン〟まで飛び出した。

 熊崎 今年は阪神タイガースが日本一になりましたが、やはり強かったですか。

 柳 強いですよ。シーズン途中からゲーム差も離れてしまい「首位・阪神」という見方をしていた部分もあったんですが、それを抜きにしても今年の阪神は強かったなという印象が素直にあります。

 熊崎 阪神ではこのバッターは嫌だなという人はいましたか。

 柳 僕はずっと近本選手と中野選手の1、2番ですね。あとは4番の大山選手も意識します。今年に限らず、毎年意識する選手です。

 熊崎 柳投手個人として今季を振り返っていかがですか。

 柳 勝敗(4勝11敗)は別にして、防御率(2・44=セ6位)や投球回(158回1/3=同5位)、そして1年間、ローテーションから外れることなく投げられたことは十分合格点をあげていいんじゃないかなと思います。

 熊崎 柳投手はいつも試合をしっかりと作っていてすごいなと思ってました。特に忘れられないのが延長10回、2―1でサヨナラ勝ちした8月13日の広島戦(バンテリン)です。柳投手は9回までノーヒットノーランでしたよね。0―0の9回で降板して記録達成はなりませんでしたが、中日ファンが柳投手の応援で一つになれた気がしました。

 柳 そう言ってもらえるとうれしいです。

 熊崎 試合後のヒーローインタビューもユーモアあふれるコメントをされていて本当に素晴らしかったです(※注)。

 柳 なんかね。ヒーローインタビューがすごく好評で「柳はいいヤツ」みたいな感じになっちゃって(笑い)。自分としてはただふざけてただけなんですけど。

 熊崎 あのヒーローインタビューを見たらみんな柳投手のことを好きになっちゃいますよ。でも正直、(記録達成を逃して)悔しい気持ちはありませんでしたか?

 柳 うーん、まあ達成したかったですけどね。また次、頑張ります。

 熊崎 ぜひ見たいです。今は来季に向けて気合十分という感じですか。

 柳 東海地方にあるプロ野球チームはドラゴンズだけ。ずっと低迷していますけど、この地域はもちろん、日本全国のドラゴンズファンの人に喜んでもらうには僕たちが頑張るしかないと思っています。阪神優勝のニュースとか見ましたよね。大阪の街で阪神ファンの方たちが喜んでる姿。名古屋の人にぜひああいった感じで喜んでもらいたい。僕らが頑張ればいろんな人に喜んでもらえる。本気でそう思ってますし、そのためには自分たちがとにかく頑張るしかないので、さらに頑張りたいと思います。

 熊崎 大阪の熱気はすごかったですね。名古屋だったらどこでファンの方たちは盛り上がるんですかね。オアシス21(名古屋・栄にある立体型公園)なのかな。

 柳 いや、SKE48劇場じゃないですか。優勝したら僕はあの観覧車(※SKE48劇場があるサンシャインサカエには直径40mの観覧車がある)にぶら下がって「みんなありがとう!」って言いながら一周しますよ!

 熊崎 本当ですか! 楽しみです。来季の逆襲を期待しています。

 柳 はい! チームとしては優勝を目指して。優勝を目指さずにやるなんてことはありえないので優勝を目指していきます。個人的には毎年ですけど、キャリアハイの数字を全部残せるように頑張ります!

(※注)試合後のお立ち台に上がった柳は「皆さんの大声援のおかげでノーヒットノーランを達成できました」と記録を達成したかのようなジョークを炸裂。さらに、この試合で球団新記録となる26試合連続安打を達成した岡林を引き合いに「岡林にヒーローインタビューでしゃべってもらおうと思って投げたので勝って良かったです」と話してファンの爆笑を誘った。