ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が29日(日本時間30日)、本拠地シカゴでのタイガース戦で緊急交代。「右太もも裏の張り」で戦線離脱の公算が高まり、チームとしても大きな痛手となりそうだ。

 3回一死一塁の場面で二塁へのゴロを放った村上は「4―6―3」の併殺を阻止しようと一塁ベースを全速力で駆け抜けた。その直後、右手で太もも裏を気にするそぶりを見せ、すぐさま代走を送られた。「弱小球団」とやゆされたチームはア・リーグトップの20本塁打、41打点をマークし、新人王候補の筆頭に挙げられた村上を中心に勝率5割以上の大健闘を見せてきたが、雲行きは一気に怪しくなってきた。

 米大手紙「ニューヨーク・ポスト」(電子版)は、今回のアクシデントを「ホワイトソックスの悪夢」とし「負傷者リスト入りする見込み」と報じた。30日(同31日)にも検査を受ける見通しだが、すでに3Aからジェイコブ・ゴンザレスを昇格させる予定でベナブル監督は村上が数週間離脱する可能性に言及した。

 村上が呼び起こしたホワイトソックスの快進撃は米球界でも大きな関心事となっていた。だが、まさに台風の目となっていた村上が悲劇に見舞われ、同紙は「2026年の野球シーズンにおける最高の物語の一つが一時中断されることになりそうだ」と悲観的に報じている。村上が不在となった直後のチームはこの日、延長10回に4―3で逆転サヨナラ勝ちを収めた。踏みとどまれるのか、後退していくのか。30日(同31日)の同戦が一つのポイントとなりそうだ。