ドジャースの有望株がまさかの悲劇に見舞われた。球団傘下のタルサドリラーズに在籍するケンドール・ジョージ外野手(21)が、2Aの試合中にバットを回収する犬「バットドッグ」をよけて負傷したという。

 26日(日本時間27日)に米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」などが報じたところによると、二塁走者だったジョージは味方の右前打でスライディングすることなく本塁に生還。そのままホームベースを駆け抜けた直後、予期せぬアクシデントが起きた。出塁した打者のバットを回収しようとバットドッグが出動。ぶつかりそうになったジョージはジャンプしてよけ、着地した際に脚部を痛めてしまったという。

 激痛に表情をゆがめたジョージは大声を発して痛がり、ヘルメットを叩きつけ、脚を引きずりながらベンチに引き揚げた。途中交代を余儀なくされたが、ケガの詳細は明らかにされていない。

 同メディアは「ほとんどの犬はハンドラーや審判の合図を待ってからグラウンドに駆け出すようにきちんと訓練されている。その合図はプレーが終了して初めて出されるもの。今回のケースではジョージがダッグアウトに入る前にバットドッグが走り出した。彼の負傷はその犬を担当していた人物に責任があると考えられる」と伝えている。

 マイナーの試合ではエンターテインメント性も重視され、バットドッグは家族連れの観客を喜ばせる存在にもなっている。ジョージは球団の有望株ランキング13位に位置づけられ、昨年はマイナーで111試合に出場して驚異の100盗塁を記録。今季も盗塁を29度仕掛けて26盗塁をマークし、来季中までのメジャー昇格を期待されているが…。

 大きな武器を興行面の理由から失いかねない事態を受け、米サイト「アルバット」では「SNS上ではたちまち激しい意見が飛び交った」とし「バットドッグの廃止を求める声もあれば、今回のような事故を防ぐためにより厳しい管理を求める声もあった」と伝えている。