米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は26日(日本時間27日)に主要な指標の結果を独自に統合した評価システムAXEによる今季のMLB各賞の5月時点の最有力候補を発表した。ドジャースの大谷翔平投手(31)はナ・リーグのMVPレースではAXE150・2はトップで、サイ・ヤング賞は4位でAXE134だった。

 大谷がMVPを受賞すれば4年連続5度目だ。「大谷にとって4年連続MVPを獲得する道は初のサイ・ヤング賞獲得より容易だ。これは奇妙な文章で他のどの選手にも決して書けないことだが、この場合は当てはまる」と前置きすると、大谷は攻撃のみの指標でトップ10から12にランクインしていると紹介。

「これは非常に良いがMVPレベルではない。しかし、49イニングで防御率0・73という投手の価値が加わると他に匹敵するものはない。彼の序盤の打撃成績が改善されれば、MVPレースにおける彼のリードはさらに拡大するだろう」と二刀流の優位性を生かした“独走”を予想した。

 一方のサイ・ヤング賞については厳しい見方だ。1位は5試合連続無失点中のフィリーズの左腕サンチェス(149・9)、2位は最速で100奪三振に到達したブルワーズのミジオロウスキー(139・9)、3位はリーグ3位の防御率1・83のレッズのバーンズ(135・7)と強敵ばかりだ。

「大谷は登板時にはフルタイムの先発投手のように投げているが、他のエースほどひんぱんに投げていない。大谷が防御率タイトルの資格(規定投球回=162回)を満たさなくてもサイ・ヤング賞の活躍をすることは不可能ではない」とするも可能性は低いと断じた。

「しかし、今季のナ・リーグの状況を考えると難しいだろう。サンチェスとミジオロウスキーのスター性と実績。さらに15位(AXE121・9)のスキーンズ(パイレーツ)の存在も忘れてはならない」

 その上で大逆転するためのアドバイスを送った。「もし、大谷が本当にサイ・ヤング賞獲得を実現したいなら、ドジャースはシーズン後半に彼の登板間隔を短縮する必要があるだろう」。ただ、チームも大谷も目標はワールドシリーズ3連覇。9月に登板間隔を詰めて負担をかけることは考えにくい。今後の登板機会で1イニングでも長く投げるだけだ。