真の後半戦は、いきなり〝王者査定〟から始まる。米ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」は17日(日本時間18日)、ナ・リーグ西地区を独走するドジャースが球宴明け早々、今季最大級のヤマ場を迎えると指摘した。17~19日(同18~20日)のヤンキース戦、20~22日(同21~23日)のフィリーズ戦、24~26日(同25~27日)のメッツ戦。東海岸で待つ3カード9試合は、ワールドシリーズ3連覇を狙う王者の底力を測る格好の試金石となる。
ドジャースは前半戦を61勝36敗で終え、2位ダイヤモンドバックスに11・5ゲーム差。得失点差もメジャートップのプラス149と、数字上は文句なしだ。それでもデーブ・ロバーツ監督(54)は「日程編成者はいい仕事をした。休み明けは厳しい戦いになる」と警戒を緩めない。
最初の難敵はア・リーグ東地区2位のヤンキースだ。主砲のジャッジを故障で欠きながら54勝42敗。得失点差プラス91はア・リーグ最高で、戦力が万全でなくても勝ち切る地力を示している。2024年ワールドシリーズ第5戦以来となるヤンキー・スタジアムで、ドジャースは敵地の重圧とも戦わなければならない。
続くフィリーズは開幕直後の不振がウソのようだ。4月28日(同29日)に監督交代へ踏み切った時点で9勝19敗だったが、マッティングリー暫定監督の就任後は45勝25敗。先発陣の安定を軸に一気に立て直し、今やナ・リーグ屈指の強豪へ変貌した。敵地シチズンズ・バンク・パークの熱狂も、ドジャースには大きな圧力となる。
そして、最も不気味なのが最後に待つメッツだ。41勝57敗で地区最下位、得失点差もマイナス62。それでもソト、リンドーアら巨大戦力を抱える事実は変わらない。16日(同17日)の後半戦初戦では、敵地でフィリーズを4―1で撃破。息を吹き返す兆しも見せた。
メッツにとって今季の体たらくを多少なりとも穴埋めし、存在感を取り戻すには王者ドジャースを全力で倒すのが最も手っ取り早い。まして本拠地シティ・フィールドで3連勝でもすれば、そのインパクトは絶大だ。瀕死だからこそ失うものがなく、猛奮起してくれば厄介極まりない。
ヤンキース、再生フィリーズ、開き直るメッツ――。この東海岸9試合を勝ち越せば、ドジャースの3連覇ロードは一段と現実味を増す。逆に足元をすくわれれば、独走ムードにも一気に黄信号がともる。王者の真価が、球宴明けからいきなり問われる。












