ヤクルトは17日のDeNA戦(横浜)に4―12で大敗。「耐え時だと思う。ズルズル行かないように頑張っていくしかない」と池山隆寛監督(60)は必死に前を向いた。

 先発した高橋は制球がまとまらず、5回4失点。2回、連続四死球で一死一、二塁のピンチを招くと、宮下に適時二塁打を浴びて先制を許した。3回にも四球をきっかけに打を浴びて2失点。さらに5回にはエンカーナシオンの本塁打で4点目を失い、試合の流れを手放した。

 打線は相手先発・尾形に5回まで完全投球を許すも、6、7回に一気に4点を返して反撃ムードに。しかし、救援陣が踏ん張れず、3イニングで8安打8失点と炎上。つかみかけた流れはスルリと消えた。指揮官は「先発が5回で降板すると、こういう展開になってしまう。四死球が反省点でした」と険しい表情を浮かべた。

 この日の敗戦は、数字以上の重みを含んでいる。敵地・横浜スタジアムは開幕カードで3連勝を飾り、快進撃の口火を切った験のいい球場だ。さらに今季は対DeNA戦で交流戦前まで8勝に2敗と大きく勝ち越す〝お得意さま〟。今月1日からの前カードでは3タテを決められ、流れに陰りが見えていたとはいえ、チームにとっては再び勢いを取り戻したい一戦でもあった。

 だが、その舞台で15被安打12失点と惨敗。今季4度目の二桁失点は11試合ぶりと、接戦を戦い抜いてきた池山スワローズにとってはダメージの大きい一敗となった。Aクラスにとどまっているものの、2位・巨人とのゲーム差は4・5に広がり、ついには借金を背負うこととなった。

 上位追撃への足がかりとしたかった〝縁起の地〟で悪夢の大転倒。ここからの戦いは一段と険しさを増しそうだ。