女子プロレス「スターダム」の舞華が、ワールド王座を争う鈴季すず(21)が持つ〝王者の資質〟に疑問を呈した。

 左ヒザ負傷で欠場中の中野たむが返上したことで、同王座は空位の状態。新王者決定戦進出トーナメントを制覇した舞華は、2日の愛知大会で葉月を退け挑戦権利証を死守した鈴季と、新王者決定戦(29日、東京・両国国技館)で激突する。

「プロミネンスとしてすずがスターダムに乗り込んできた時から、いつかコイツとやり合うかもしれないって何となく思ってたんだ」

 今夏のシングルリーグ戦「5★STAR GP」では優勝決定戦に進むも、最後の最後で鈴季に敗れ、苦杯をなめた。その後は鈴季、メーガン・ベーンとのトリオでジュリア&テクラ&桜井まいが持つアーティスト王座に挑戦したが、鈴季と誤爆を繰り返し王座取りに失敗。何度もチャンスを阻まれた因縁の相手だけに「5★STAR優勝もアーティストも…コイツさえいなければって何度も思った。こんなに人を憎いと思ったのは初めてだよ。だから今度こそ潰さないと…」と怒りに震えている。

 鈴季が掲げる目標についても、思うところがある。4月に「プロレス界の顔になる」と宣言してプロミネンスを脱退。スターダムに本格参戦するようになってからも、一貫して言い続けている。

 舞華は「夢を大きく語る分には構わないけど、何がしたいのかわからないし、この団体の最高峰王座を巻くことにどれだけの責任があることなのか、アイツはわかってない」と指摘。個人的な目標ばかりで、団体をけん引しようとする気概が感じられないという。

 そのため「挑戦権利証マッチも葉月の方がお客さんの声援が大きかった。そんな期待も応援もされていないヤツが団体のチャンピオンにはふさわしくないでしょ? すずにベルトを任せられない。私が阻止するしかない」と厳しく言い放った。

 同王座にはこれまで3度挑戦。悔し涙を流してきただけに、ベルトへの思いは誰よりも強い。

「何度も言っているけど、私はベルトを持って男子のトップ選手と戦いたいし、そういう今までのスターダムの選手がやってこなかったことをやって、団体と女子プロレス界を盛り上げるから!」

 激動の2023年を笑顔で締めくくる。