巨人・原辰徳監督(64)が延長10回に2―1でサヨナラ勝利した30日の阪神戦(東京ドーム)後、主力野手陣にゲキを飛ばした。
「伏兵」が劇的勝利を呼び込んだ。1―1のまま迎えた延長10回。加治屋を前に先頭・中田翔、続く丸が凡退し、あっさり二死まで追い込まれたが、ここで原監督は「代打・岸田」をコール。ベンチ裏で阿部ヘッドから「本塁打を打ってこい」と言われたという背番号27は、加治屋の投じた2球目・カットボールをうまく捉えると、打球はぐんぐんと伸びて右翼スタンドへ。プロ2号は「野球人生初」となるサヨナラ本塁打となり、チームに勝利をもたらした。
岸田は「歓声がすごかったので『え?! 入った』て。(9回のチャンスでは)自分がめちゃくちゃ(ウオーターシャワー用の)水を用意していたので、それが逆の立場になって不思議な感じでしたね(笑い)」と照れ笑いを浮かべた。
期待以上の活躍に指揮官も「日頃の努力が実を結んだというか。こう言ったら悪いけど『伏兵』がああいう大きな仕事をしてくれたというのはね。ゲームは完全に向こうのペースで、我々が土俵際で踏ん張りながらという状況の中、うちの伏兵という選手が活躍したのは大きいですね」と脱帽した。
一方で、虎の投手陣を相手に打線のつながりを欠いたレギュラー陣には「もう少し、東京ドームで戦っているわけですから、スターティングメンバーがね、自分たちのペースと言うか、背中を丸めずに戦っていくのが大事でしょう。(岸田の活躍が)その人たちの刺激になってくれると信じたいですね」と〝原節〟でゲキを飛ばした。
チームはこれで連敗脱出。若き捕手の活躍がレギュラー陣のスイッチを押すこととなるか。












