ついに〝最強〟の看板を引きはがされた。米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は13日(日本時間同日)、第20週のMLBパワーランキングを発表。第12週から8週連続でトップを守ってきたドジャースが2位へ転落し、ブルワーズが新たな1位に躍り出た。約2か月ぶりの王座交代となった。
ESPNの専門家パネラーは、ここまでの試合内容と開幕前からの戦力評価を総合して全30球団を順位付け。前週2位だったブルワーズは74勝47敗で首位に浮上し、73勝48敗のドジャースをかわした。実際の勝敗でもわずか1ゲーム差。数字と評価が重なる形でミルウォーキーが〝最強軍団〟の座を奪った格好だ。
一方、ドジャースの陥落には明確な理由がある。ESPNは、今週のロイヤルズ3連戦をスイープするまで9試合で8敗を喫し、7月以降は14勝18敗だった点を指摘。この32試合では打線のOPSがメジャー21位、投手陣の防御率も23位に沈んだ。豪華戦力を誇りながら、投打が同時に失速していたことが評価を押し下げた。
対するブルワーズも万全というわけではない。内野陣に故障者が相次ぎ、布陣のやりくりを迫られる慌ただしい状況にある。それでもナ・リーグ中地区の首位を走り、ドジャースを勝率でも上回って1位を奪取した事実は重い。ESPNの評価でも、勢いだけでは片づけられない強さを認められた形だ。
とはいえ、同局はドジャースへの警戒を緩めていない。今夏に獲得したスクバルが新天地に適応する途上にあり、スネルも戦列に戻った。負傷離脱中のグラスノーらも復帰へ向けて歩を進めており、戦力そのものへの評価は依然として高い。
だからこそ、ロバーツ監督が発した言葉は重い。「現時点では、我々はワイルドカード争いのチームだ」と現状を直視し「勢いに乗って、切迫感を持ってプレーしなければならない」とナインを鼓舞した。
しかも王座を奪ったブルワーズは13日からドジャースタジアムに乗り込み、4連戦に臨む。約2か月守った王座を失った直後に、その新王者を本拠地で迎え撃つ巡り合わせ。ESPNが突きつけた〝2位〟の評価をひっくり返すには、これ以上ない舞台が整った。












