ドジャースの大谷翔平投手(32)は12日(日本時間13日)に本拠地ロサンゼルスでのロイヤルズ戦に「1番・DH」で先発出場し、3回に6試合ぶりの本塁打となる27号2ランを放ち、4打数2安打2打点、1得点だった。打率2割9分2厘。チームは4―2で勝ち、3連戦をスイープした。

 本拠地のファンが総立ちになったのは1―2の3回一死二塁だった。左腕リンチの初球、真ん中高めの92・7マイル(約149・2キロ)のシンカーを逆方向へ振り上げた。角度34度、打球速度109・5マイル(約176・2キロ)で夜空に舞い上がるとファンは一斉に立ちあがり、大歓声。そのまま左中間席に舞い落ちた。逆転27号2ランは飛距離397フィート(約121メートル)だった。

 実は大谷にとって不名誉な記録に終止符を打つ一発だった。7月6日(同7日)の本拠地ロッキーズ戦で放った19号2ランを最後に本塁打を放った試合は6連敗中(7本)だったのだ。しかも7本中5本が肩書付きアーチ(先制4本、逆転1本)だった。本塁打が久しぶりに勝利につながってホッとしただろう。

 7回一死一塁は3番手の右腕ブラックの内角のスライダーをライナーで右前にはじき返した。一死一、三塁で続くパヘスが浅い右飛。三走を生還させようとしたのか、飛び出して一、二塁間に挟まれたがタッチアウト。球宴後、5度目の走塁死となった。

 初回先頭は2球で追い込まれた3球目、真ん中やや外寄りのシンカーに手が出ず見逃し三振。5回一死無走者はブラックのスライダーを捉えるも打球速度108・9マイル(約175・3キロ)の一直だった。

 ナ・リーグMVP争いのライバル、カブスのPCAことピート・クローアームストロングも同日のナショナルズ戦の5回に同点適時二塁打を放ち、逆転勝ちを演出した。本人は意識していないだろうが、負けられないレースが続く。