米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は12日(日本時間13日)にドジャースの大谷翔平投手(32)とカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)が大接戦を繰り広げているナ・リーグのMVP争いを独自の視点で分析した。
「6月まで大谷翔平は4年連続、5度目のMVP受賞をほほぼ確実にしたかと思えた。しかし、ヒザの故障で登板を断念するとPCAがアポロロケットのように急上昇した」
PCAは5月末の時点で打率2割3分7厘、7本塁打、26打点だったが、6月は打率3割8分1厘、11本塁打、20打点、OPS1・249と爆発。7月は打率2割7分8厘、6本塁打、17打点でOPS1・011だった。8月も打率3割1分6厘、OPS1・116と好調を維持している。一方の大谷は6月が打率3割3分3厘、8本塁打、19打点、OPS1・091だったが、7、8月は目を引く数字ではない。
同サイトは「実際、現時点でPCAがリードしていると言えるだろう。bWAR(PCA7・5対大谷6・3)とfWAR(PCA8・0対大谷6・4)の両方で上回っているからだ」と指摘するもこう続けた。
「しかし、WARが示す差以上に実際は接戦になる可能性が高い。大谷がマウンドに復帰する時間はまだ残されているからだ」
そこで同サイトは米データサイト「ベースボール・リファレンス」が使用している平均的な選手と比較した基本的な失点阻止数を適用して分析した。PCAは打撃+34得点、走塁+6得点、守備+14得点で合計+54得点。大谷は打撃+29得点、走塁は0、守備+20得点で合計+49得点だ。やはりPCAがリードしているが、大谷の85回2/3、防御率1・79の投手力がPCAの中堅守備より失点を阻止していると評価されているのは意外だ。
「ナ・リーグでは2019年(ベリンジャーがイエリチに勝った)以来、MVPを巡る接戦はなかったが、今年は素晴らしい争いになりそうだ」
PCAは現在の活躍を続けることができるのか、大谷は投手復帰で流れを変えることができるのか。2人とも残り42試合だ。












