世界を驚かせているショウヘイ・オオタニと比較すべきスーパースターは一体誰なのか――。ニューヨーク・タイムズ紙がユニークなテーマでエンゼルスの大谷翔平投手(28)に焦点を当てた記事を20日(日本時間21日)に掲載している。
これまで大谷は往年の名プレーヤーで元祖二刀流のベーブ・ルースを筆頭に現役メジャーリーガーではサイ・ヤング賞に2度輝いたジェイコブ・デグロム投手(34=レンジャーズ)や、2度のシーズンMVP受賞歴を誇るなどMLB屈指の天才打者ブライス・ハーパー外野手(30=フィリーズ)らさまざまなスター選手たちと比較されてきた。そうした背景をもとに同紙は「球界唯一の二刀流であるショウヘイ・オオタニにはほとんど前例がない。最もベストな比較は『神話的』な2大スポーツのスーパースター、ボー・ジャクソンかもしれない」と指摘。1980年代から90年代にかけてMLBとNFLの両方で活躍し「オールスター」と称されたボー・ジャクソン氏(60)をクローズアップした。
ジャクソン氏は86年にロイヤルズの外野手としてメジャーデビューし、89年には球宴メンバーにも選出。その後、ホワイトソックスやエンゼルスを経て94年までMLBでプレーし、同時に87年から90年までの4シーズンにわたってNFLのロサンゼルス・レイダースでランニングバックとしても活躍した。負傷に悩まされてNFLは4シーズン限りで引退しているものの、米4大スポーツのNFLとMLBを掛け持ちした“ツー・ウェイ・プレーヤー(二刀流)”として「史上最高のアスリート」との呼び声も高い。何の偶然か、ジャクソン氏は大谷が生まれた94年にエンゼルスの一員として8年間の大リーグ人生を終えていることも注目すべき点だ。
同紙はロイヤルズ時代のジャクソン氏とチームメートでもあり、地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」でエンゼルス戦の人気解説者となっているマーク・グビザ氏にインタビューを行い「ボーはその存在感、運動能力、そしてあの『ワオ』と驚かせる一面がショウヘイのそれとよく似ている」などと語ったコメントも掲載。グビザ氏は同紙に「ボーのスピード、パワーは、本当にケタ違い。でもショーヘイを見ていて同じことが言える…スピードとパワーがね」とも語っている。
米有力紙のニューヨーク・タイムズ紙が1人のメジャーリーガーをここまで大きく題材として扱うケースは異例中の異例。NFLとMLBで二刀流として活躍したジャクソン氏と肩を並べ、比較される大谷の秀逸さがあらためて証明された格好と言えそうだ。












