米大リーグ公式サイトは25日(日本時間26日)、球団別に「チームに欠かせない選手」を1人ずつ選出し、エンゼルスはWBCで侍ジャパンを世界一に導き、MVPにも輝いた大谷翔平投手(28)、カブスからは左脇腹痛の影響から開幕を負傷者リストで迎える鈴木誠也外野手(28)を選出した。

 先のWBCではベネズエラ代表で出場したアストロズの二塁手、ホセ・アルトゥーベ内野手(32)が準々決勝で受けた死球により右手親指を骨折。プエルトリコ代表として出場したメッツの守護神エドウィン・ディアス投手(29)は1次ラウンドのドミニカ共和国戦の勝利後に歓喜の輪の中で負傷し、右膝蓋(しつがい)腱断裂で今季絶望とも報じられている。ドジャースではオープン戦序盤に遊撃手のギャビン・ラックス内野手(25)が守備時の負傷で左膝前十字靭帯を断裂して今季中の復帰は難しい。

 同サイトでは、一昨年7月にスーパースターのロベルト・アクーニャ・ジュニア外野手(25)が故障で離脱しながらもブレーブスがワールドシリーズを制覇した例を挙げ、主力選手の不在を乗り切ることは不可能ではないとし、それでも「全てのチームで最も欠かせない選手は誰か」を各球団から1人ずつ挙げた。

 エンゼルスで選ばれたのは大谷だ。シーズンMVP3度を誇マイク・トラウト外野手(31)もいることから「これは本当に選ぶのが難しい」としつつも「ピンチでは最高の打者の1人であり、最高の投手である男」として二刀流右腕を指名した。

 カブスから選ばれたのは、オフに7年総額1億7700万ドル(約230億円)の大型契約を結んだダンズビー・スワンソン内野手(29)ではなく、左脇腹痛でWBC出場を辞退し、開幕も負傷者リストで迎える鈴木だった。同サイトは「高額契約のスワンソンもいるが、カブスが野球ファンを驚かせるためには、鈴木が健康で素晴らしいシーズンを送らなければならない」と伝えた。

 日本選手が選ばれたのはエンゼルスとカブスの2球団で、その他では昨季62本塁打でア・リーグのシーズ最多本塁打記録を更新したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)、カージナルスではWBC米国代表のノーラン・アレナド内野手(31)らが選ばれた。