女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(19日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)は王者・朱里(33)が林下詩美(24)を退け、10度目の防衛に成功した。

 試合は序盤、グラウンドの攻防を展開し、両者一歩も譲らない。だが、前王者である詩美はベルト奪還への執念全開。朱里は旋回式のスリーパーで捕らえられ、そのままスリーパーホールドでピンチを迎える。

 しかし、これをロープで逃れると、ミドルキック連発で反撃。さらにコーナーに上った詩美を、雪崩式アームロックで落とし、腕十字で固めて形勢逆転した。

 さらに試合時間残り3分から、猛攻撃で畳みかける。最後は肩車した状態から前方に落とす朱世界を炸裂し、28分14秒の激闘を制した。

 試合後、朱里は「詩美に出会えたこと自体に感謝している。お前は最高のライバルだと思っている」と涙ぐみ「また何度でも試合して、今度は私を地の底へ落としてみろよ。私は絶対お前に負けないから」と絶叫した。

 同王座には12月29日の東京・両国国技館大会で「5★STAR GP」覇者ジュリアの挑戦が決まっている。「この試合(両国大会)を勝負して2022年1年を締めくくります」と宣言。

 するとリングに現れたジュリアが「別々の道を歩んだこの1年間。ものすごい試合を続けてきたのをずっと見てきました。本当にお疲れさまです」とねぎらい「でも…赤いベルトのタイトルマッチ、大した話題ありました?」と挑発した。さらに「地の底に落ちるのは朱里。私が両国でこのベルトを奪い、スターダムにもっと刺激的でドラマチックな景色を諸君にお見せしたいと思います」と言い切った。

 王者もこの言葉にスイッチが入り「ジュリア、お前をとことんぶっ潰してやるよ! 覚悟しとけ」とジュリアをにらみつけ宣戦布告をした。