実弾はあるのか。西武関係者が今&来オフの難解なFA案件に関してその財源を心配している。
西武はこのオフ、国内FA権を取得した外崎修汰内野手(29)の慰留を成功させ、残る森友哉捕手(27)の慰留に全力を挙げている。その一方で、チームの弱点補強として海外FA権行使が濃厚と見られる日本ハム・近藤健介外野手(29)の動向を注視し、獲得調査を進めている。
また、来季中に国内FA権を取得する主砲・山川穂高内野手(30)、攻守の要・源田壮亮内野手(29)の慰留問題も絡み、増田、金子、中村、栗山、岡田と複数年契約中の5選手もいることからその舵取りは難解を極めている。
現場は近藤の獲得調査にフロントが動き始めたことを歓迎する一方で「資金はどこにあるんですか?」と素朴な疑問も投げかけている。その獲得資金を親会社である西武ホールディングス(HD)がどこまで負担してくれるのかという心配だ。
現在、西武は秋季キャンプ中だが、本来のキャンプ地である宮崎・南郷ではなく、昨年に引き続き本拠地ベルーナドームに隣接するファーム施設・カーミニークフィールドで行われている。同球場を一軍は午前、二軍が午後から使用する入れ替え制となっており、現場からは「家から通えるのは便利だが、新体制になってコレは寂しくないですか」との声も漏れている。
親会社の西武HDは約3年間に及んだコロナショックの難局を、主力事業のプリンスホテルなどを海外ファンドに売却するなどの解体的再建で乗り切っており、今秋キャンプの所沢開催も夏場には決まっていたという。
今年6月に2年半ぶりのNPB復帰を決めた秋山翔吾外野手(34=現広島)の獲得交渉について「提示額が他の2球団と比べてあまりにも低額で(復帰を)決断できなかった」という声があるほど、マネーゲームには対抗不能な西武。今オフのFA案件について渡辺久信GM(57)の金銭的要望に、HD側がどこまで回答してくれるのか。そこが一番の問題だ。












