パ・リーグを代表する西武・森友哉捕手(27)、日本ハム・近藤健介外野手(29)の両日本代表スラッガーが今オフ、FA市場の目玉となりそうだ。
両選手に対してはすでに自軍の攻撃力アップを求める複数球団がその時に備えて、調査を進めており残留の可能性も含めて「権利行使」は濃厚と見られている。
西の名門・大阪桐蔭2年時に阪神・藤浪とのバッテリーで甲子園春夏を連覇し2013年のドラフト1位で西武に入団した森は1年目から一軍で41試合に出場。代打、DH、代打で3試合連続本塁打を放ち高卒ルーキーとして46年ぶり、史上3人目の記録に並ぶなど非凡な打力でチームの中心打者となっていった。
2019年には打率3割2分9厘、23本塁打、105打点で史上4人目の捕手での首位打者、パ・リーグMVPに輝き西武の連覇に貢献した。
9年目の今季は自らの不注意による右人さし指の骨折で約2か月の離脱を余儀なくされ、打率2割5分1厘、8本塁打、38打点の低調な成績に終わった。
本来ならマイナス査定シーズンだが、現在の球界では唯一といえる「打てる捕手」という希少性が市場価値を上げ、複数球団による争奪戦が必至な情勢となっている。
一方、こちらも東の名門・横浜高出身の近藤は11年の4位、捕手として日本ハム入り。4年目の15年シーズンに初めて規定打席に到達しリーグ3位となる打率3割2分6厘、8本塁打、60打点、出塁率4割5厘と飛躍を遂げた。
その後は毎年のように打率3割、出塁率4割をクリアする確実性で11年間の通算打率3割7厘、同出塁率4割1分3厘とリーグを代表する左打者の地位を不動のものにしている。
近藤は保有する海外FA権の行使について「いろいろ考えています。悩んでいます。本当に必要』とありがたい言葉をいただいています」と球団への愛着を語る一方で「いち選手として、(他球団が)どういう評価なのかというのは聞いてみたい部分はあります」と揺れる胸中を語っている。
新球場元年に必要不可欠な中心選手であることは間違いない。一方で、来年で30歳というプロ野球選手としての最盛期を出口の見えない再建中のチームにささげるのか。それとも、環境を変えて勝利のためのピースとなるのか。プロとしての決断が迫っている。












