勝負の9月に7連敗を含む4勝12敗と失速し、首位ソフトバンクに4・5ゲーム差の4位に後退した西武から衝撃的なニュースが飛び出した。21日の文春オンラインで報じられた「西武・源田主将 元乃木坂妻『衛藤美彩』の中傷犯はライバルの妻だった」の記事によれば、源田壮亮内野手(29)夫妻は衛藤のSNSに送られてきた数々の誹謗中傷ダイレクトメッセージ(DM)に何年も苦しめられ、なんと発信者は僚友・山田遥楓内野手(25)の妻だったという。
にわかに信じがたい話だが、21日の午後にネット上に記事がアップされると、当事者である源田が自身のインスタグラムを更新。訂正と事実整理、ファンへのお詫びを自身の言葉で長文投稿した。
源田は「私も妻も職業上、誹謗中傷というものは日常茶飯事受けてきております。しかし本件は、私たちのSNS上の公開されているコメント欄に、球団内部情報や個人情報が約2年間に渡り、晒され続けておりました。私たちの家の住所、妊娠、その他様々な情報などが晒され続けたことにより、引っ越しはもちろんのこと、身の危険、自分の身近の人なのか?という人間不信や不安が続き、精神的に追い込まれた状態に陥ってしまいました。球団関係者が知人に話してしまったことが悪用されているのではと思い、極めて悪質であることと、身を守るためにもアカウントの開示請求に踏み切ることを決心しました」(原文まま、以下同じ)と今回の件の経緯を説明。
その上で「発信者が私たちが想像もしていなかったチームメートの奥様と特定されたことにより、全てを内々で済ませることと、当該選手から野球を奪わないで欲しいという想いを球団に相談させて頂きました」と衝撃の事実をつづった。
源田はさらに、警察による山田への取り調べがシーズン中の本拠地球場で行われたことを明かし「チームメートも報道の方々も察するものがあり、事実でないことや、意図しない形で情報が錯綜することを恐れ、球団と話し合った結果、チームメートのみに対して自分の口から事実内容を説明する運びとなりました」とし、この件を当該選手のいない状況の中でナインらに説明したことを明かしている。
約4年間の交際を経て2019年にゴールインした元タレントでもある山田の妻は、球場にも頻繁に通い、一部西武ナインや関係者にも知られる存在ではあった。以前から関係者でなければ知り得ない内部情報を入手してはSNSに〝匂わせ投稿〟をするなど、今回の件につながるような発信を周囲から指摘されてもいた。
19日にこの記事に関する文春の直撃取材を受けた山田は、21日のイースタン・リーグDeNA戦(カーミニーク)のベンチ入りを外れた。
問題はチームがまだパ・リーグの優勝争い、CS進出の可能性を残しており、24日の日本ハム戦(札幌ドーム)以降のラスト5試合に向かっている中で出てしまった今回の記事が現場に与える影響だ。そして、源田本人が「当該選手から野球を奪わないで欲しい」と望む一方で、表沙汰になってしまったチームメートの身内による主力選手への誹謗中傷事件を球団、渡辺久信GMがどう収めていくのかという難しい舵取りだ。
山田は打線の中軸である山川穂高内野手(30)、森友哉捕手(27)にかわいがられるチームのムードメーカーであり、源田はキャプテン。単純に山田をオフに放出すれば済む話なのか? 仮にトレードを持ちかけても、今回のような特殊な事情を持つ選手を受け入れる先があるのかという問題もある。
8月に国内FA権を取得した森に続き、山川、源田も順調なら来季中に同権利を取得する。問題の処理の仕方によっては主力選手の身の振り方に与える影響も懸念されてくる。西武フロントは目の前のペナントレース以上に、選手の管理、人事面で難しい局面に立たされた。












