ソフトバンクは4日の西武戦(ベルーナ)に2―10で大敗して連敗を喫した。先発の徐若熙投手(25)が4回7失点と試合をつくれず今季3敗目。試合後、小久保監督は「ファームで作り直す時間をつくる」と二軍降格を明言した。

 4月17日のオリックス戦(みずほ)に続き、2試合連続で結果を残せなかった鷹の背番号18。だが、この日の右腕の調子は決して悪いわけではなかった。むしろ二軍降格には「調子が悪くなかったからこそ」の要素も含まれていた。

 この日の最速は157キロ。倉野チーフ投手コーチの目にも「球の走りも良かった」と映ったように、初回から150キロ超えを連発する姿は、前回登板とは明らかに異なっていた。

降板後、ベンチで呆然とするソフトバンク・徐若熙
降板後、ベンチで呆然とするソフトバンク・徐若熙

 だが、浴びた安打数は「14」。高めに浮いた変化球を打たれる場面が目立ったとはいえ、球速表示ほど真っすぐで打者を押し込むこともできなかった。指揮官は「(球速は出ている)なのに、ということは一回やり直した方がいいんじゃないか」と説明。投げている球と打者の反応のギャップから、根本的な課題解決を求めた。

 倉野コーチも「僕の中でも、今日の調子と結果があまりリンクしていない」と首をひねり「しっかり追求していきたい」と語った。炎上の明確な原因が見えなければ、改善することも難しい。

 開幕からの2試合では13イニング1失点と、実力があることは証明済み。右腕はまず課題を明確にして、難局を乗り越えていけるか。