森友哉捕手(27)のFA慰留を最優先とする西武が、日本ハム・近藤健介外野手(29)がFA宣言した場合に備え、獲得への動きを見せ始めている。
すでに近藤の〝西武愛〟を知る現場サイドの提言をフロントが受け止めたようだが、出て行かれるばかりの西武がFA補強に乗り出すとなれば、2019年オフのソフトバンク・福田秀平外野手(33=現ロッテ)の獲得に動いて以来、3年ぶりとなる。
ライオンズという球団の性格上、Aランクの補償が発生するFA選手の獲得にアクションを起こすのは極めて異例のこと。しかし、今回は森のFA慰留の状況も絡み、リスクを冒してでも獲りに行く価値のある補強とフロントは判断しているようだ。
プロ11年間の通算打率3割7厘、同出塁率4割1分3厘が示す近藤の「確実性」は、主砲・山川が他球団に単独マークされている現状に希望の光を与えるもの。森のFA慰留が成功した上で近藤獲得まで実現させれば、山川の前後を左の強打者が固め、球界屈指のクリーンアップが完成する。
また、リーグを代表する〝出塁率男〟が加入すれば、秋山流出以来の課題であった1番打者問題解決のオプションにもなる上、今秋ドラフトで1位指名し即戦力の期待がかかる早大・蛭間拓哉外野手の育成にも好影響があると期待されている。
チーム関係者は「同じ左打者で外野手の手本が身近にいれば、蛭間にとってこれ以上の環境はない。近藤の練習や野球に対する姿勢は球界でもトップクラスだし、人間的にも素晴らしい。チームだけでなく、ファンにとっても士気の上がる補強になる。マイナスになることは何もない」と近藤獲得を大歓迎している。
果たして、これまで現場間では相思相愛だった近藤と西武の〝蜜月関係〟はFA移籍という形で成就するのだろうか。












