痛恨の黒星だ。27日の楽天戦(京セラドーム)は先発の宮城が序盤で崩れ、3回途中を5安打4失点で今季最短の降板。打線は則本に散発3安打と手が出ず、1―6と完敗。首位ソフトバンクも敗れたが、1ゲーム差は縮まらず、残り2試合で逆転Vが厳しい状況となった。

 絶対に負けられない試合で左腕ががっくり肩を落とした。2回に一死一、三塁からギッテンスに先制の適時打を許すと、続く茂木の犠飛で2点目。3回には二死から島内、辰己に適時打を浴びたところで中嶋監督はたまらず交代を告げた。

「大事なゲームなのに申し訳ないです」。この一言に悔しさがにじんだ。今季もチームで山本に次ぐ11勝を挙げて投手陣をけん引してきたが、最後に力尽きた。

 中嶋監督は「あと2つしかないんで思い切ってやるしかない。悔いなくやるしかない。今日は本当にやれたのか、と自分で反省し、次に修正して野球人生で覚えていかないといけない。則本もスピードがあった。それでも点を取っていかないといけない。先もある。その中でどうやって点を取っていくかが大事になる」と言葉に力を込めた。

 30日のロッテ戦(京セラ)は中5日でエース山本が先発すると見られる。土壇場で神風が吹くか。