ソフトバンクとシ烈なV争いを繰り広げるオリックスで、新たなモチベーションができている。

 26日現在で残り3試合、ソフトバンクを逆転するには3連勝が〝絶対条件〟という重圧のかかる局面だが、この期に及んでもナインに硬さは見られず、ある選手は「去年の経験もあるし、首脳陣から圧をかけられることもない。大事な試合が続くことはみんな分かっているし、普段の1試合と変わらず、いつも通りのメンタルでできている。異様な空気の試合はほとんどない」と話し、別の選手も「自分の生き残りをかけてやっていることが、チームの勝利につながっているだけですよ」とみている。

 しかし、さすがにV逸ならショックも大きい。このままなら「敗因」として真っ先に上げられるのがラオウ杉本だろう。昨年、25年ぶりの優勝の立役者となった本塁打王(32本)も今季はケガや不調にあえぎ、打率2割3分3厘、15本塁打止まり(26日現在)。チーム本塁打数が激減し、打線のパンチ力不足が否めなかった。

 そのため「このままならラオウが責任を感じるかもしれない。常にチームのことを思っているやつだし、あいつのためにも優勝しないといけない。それはみんな思っている」(ある選手)。

 この先もCS、日本シリーズがある。ラオウが落ち込むことのないよう逆転Vを果たし、重圧から解放させてあげるしかない。