大混戦の優勝争いを繰り広げるオリックスは11日のソフトバンク戦(京セラ)、先発・山崎福が初回に柳田に一発を浴びるなど、3―4で惜敗。わずか1日で首位陥落となり、中嶋監督は「山崎は粘ってほしかったが…。一方的な展開になりそうなところをリリーフ陣がみんなでつないだのは力がついてきたということかな。残り少ないのは誰もがわかっている。改めて言わなくてもみんな理解している」と話した。
残り13試合で再び3チームが0ゲーム差。神経のすり減る戦いが続く中、球団内では「ベテランの多いソフトバンクに連戦はキツいはず。かつての底力はない」「ウチの方が若手が育っているし、手駒は多い」との自軍有利の見方が強いが、一方で「2011年と2014年みたいなことにはなってほしくない」と祈るような声も聞かれる。
11年は西武とシ烈なCS争いを演じ、10月18日のソフトバンクとの最終戦をエース金子(現日本ハム)で敗れ、わずか1毛差で進出を逃した。あまりの僅差に当時は「渡辺監督と岡田監督の毛の量の違いだ」とまで言われた。
さらに14年はソフトバンクとマッチレースとなり、10月2日の直接対決に敗れてV逸。最終的にゲーム差がなく、勝ち数でソフトバンクを上回りながら勝率2厘差で涙を飲んだ。
どちらも悔やんでも悔やみきれない残酷な結末に、当時を知る関係者は「考えたくはないけど、あんな終わり方は避けたい。ショックがデカすぎますよ。ずっと優勝できていなかったから余計にチーム内はドヨーンだし、すぐに立ち直れるものでなかった。14年はそれ以降の低迷のきっかけにもなっている」と危惧する。
余裕を持って優勝するにこしたことはないが、苦すぎる経験があるだけに不安もよぎる。最後に突き抜けることができるか。












