〝ギータ流〟の最年長外交は、世代の壁など軽々と飛び越えた。「マイナビオールスターゲーム2026」第1戦が28日、東京ドームで行われ、全パが全セに7―5で勝利。全パ最年長の柳田悠岐外野手(37=ソフトバンク)は途中出場し、2打数1安打で存在感を示した。
出番は8回。「代打・柳田」がコールされると、場内にはひときわ大きな歓声が響いた。全セ・松山の直球を捉えて左前打。本人は「(松山が)打たせてくれたっす」と謙遜したが、3年ぶりの真夏の祭典でいきなり結果を残した。
9度目の球宴は、これまでと立ち位置が違った。全セには坂本(巨人、大野(中日)ら同世代がいる一方、全パでは他の全選手と5歳以上離れていた。試合前には「自分も一番年上になったので、そこは今までとちょっと雰囲気は違う」と語り、選出時にも「昔は同級生でご飯に行ったりしたけど、ちょっとどうしようかな」と、進む〝フレッシュ化〟に頭をひねっていた。
人によっては「世代の壁」に阻まれ、なじめない恐れもある最年長外交。だが、柳田には杞憂(きゆう)だった。試合前練習では自主トレをともにする27歳の清宮(日本ハム)と談笑し、23歳の西川(ロッテ)とも話し込んだ。西川が「練習前からお話しさせていただいた」と明かしたように、周囲の後押しもあって打撃談議に花を咲かせた。
柳田は西川を「いろいろ話したりして、すごい真面目な選手」と評し、「話したことない選手もたくさんいるので。そういう選手と話せてすごく楽しかった」と充実の表情。試合中には29歳・辰己(楽天)自作の「楽天カードマンサングラス」を受け取り、ネクストバッターズサークルで即装着した。
最年長になっても愛される理由を随所で示した柳田。29日の第2戦でも、舞台を富山に移して〝らしく〟全パを盛り上げる。












