オリックスのエース・山本由伸投手(24)が10日のソフトバンク戦(京セラドーム)で、13勝目をマークした。7回を4安打2失点、9奪三振で111球を投げ終えると、阿部、ワゲスパックとつないで5―2と首位攻防戦を制し、チームは129試合目で単独首位に立った。

 初回に1点を失うが、2回に紅林の適時打で同点とすると、3回に吉田正の15号ソロで勝ち越し。4回にはルーキー・渡部のプロ初安打などで突き放し、相手先発・板東を打ち崩した。

 山本は抜群の安定感で、7月23日のソフトバンク戦から4連勝。お立ち台に上がると「絶対に落とせない試合だった。緊張感もあったが、落ち着いて投げることを心掛けた。逆転を信じて投げ、いい結果になった」と振り返り「残り試合も少なくなった。優勝争いできていることをすごく幸せに感じている。残りを全力で戦います」と力を込めた。

 勝ち数、防御率、勝率、奪三振数とすべてでリーグトップを独走する山本に、この日はネット裏にレッドソックスなどメジャー10球団ものスカウトが集結し、クギ付けになった。アテンドした球団スタッフは「この時期で、こんなにたくさんのスカウトが来るのは初めて。中にはアナリスト(データ解析担当)が来ているところもあった。これはかなり本格的になってきているということ」と見ている。

 近い将来のメジャー移籍を夢見る山本には、今季も多くのスカウトが来日して内容をチェック。今回は翌11日に海外FA権を取得してメジャー挑戦を視野に入れる千賀も投げることで、京セラのネット裏に陣取った。

 残り14試合。無双右腕は「僕ができることは投げる試合に勝つこと。最後まで1試合も落とさないように、優勝に向かってやっていきたい」と誓った。