4番の勢いが止まらない。巨人・中田翔内野手(33)が17日の阪神戦(東京ドーム)で、3戦連発となる22号ソロを放ち、勝利に貢献した。

 豪快弾に吠えた。1―1の同点で迎えた6回一死、打席を迎えた中田は相手先発・西勇の投じた2球目、140キロの直球を力強く捉えると、打球は大きな放物線を描いてバックスクリーン左へ。確信歩きで進み始め、スタンドインを見届けるとバットを放り投げて雄たけびを上げた。

 これで11日の広島戦(マツダ)から3試合連続の本塁打と、勢いが止まることを知らない中田。「本当に戸郷がいい投球をしてくれていましたし、ずっと勝ちを付けてあげることができていなかったので。チーム全体で、なんとか今日勝たせてあげようという思いだったと思いますし、追加点という面に関してはすごく良かったなと思います」と、7回途中2失点と好投した先発・戸郷にハーラートップタイの12勝目をプレゼントした。

 快進撃が続く主砲だが、その活躍の原動力は「無心」にあるようだ。難敵・西勇の攻略について「(攻略の)意識というよりも、しっかり打席の中で自分のスイングをするだけです。今まで考えて打ててなかったので、今日は割り切って自分のスイングをしようという事だけでしたね」と語れば、7割を超えている月間得点圏打率についても「全然意識はしてないですね。本当に今意識しているのは打席の中で自分のスイングをするという、本当にただそれだけなんでね」と〝意識〟を強調した。

 それだけではない。第91代4番打者として主砲の責務を全うしているが、打順についても「いや、もう全く意識してないです。そこはもう本当に何度も言っているように、4番っていうのは全く意識してないです」と明言。雑念を捨て「中田翔のスイング」を続けることこそが、覚醒につながっているようだ。