九州に「紫紺の大優勝旗」を持ち帰れるか。第94回選抜高校野球大会(18日から13日間=甲子園球場)の組み合わせ抽選が4日にオンラインで行われ、11年ぶり3回目の出場となる九州国際大付(福岡)は、開幕日の第3試合でクラーク記念国際(北海道)との初戦が決まった。

 強打が最大の売りである九国は、昨秋の福岡大会で7試合73得点。優勝を飾った九州大会では4試合6発、43得点と重量打線の本領を発揮した。九州王者として初出場を果たした明治神宮大会では、エース左腕の香西一希投手(2年)が2試合連続の完投で4強進出の原動力となった。

 投打ともに全国レベルを誇り、優勝を狙えるチームだ。九州勢のセンバツ制覇は2010年の興南(沖縄)が最後。12年ぶりに紫紺の大優勝旗が関門海峡を渡るのか、近年押されぎみの九州勢にあって大きな期待がかかる。

 クラーク国際は明治神宮大会初戦でも対戦した勝手知ったる相手。野田海人主将(2年)は「やりにくさは全くない。投手中心の守りからリズムをつくって、破壊力ある打撃を見せたい」と一戦必勝を強調した。その上で「明治神宮大会はベスト4という悔しい結果に終わったので、九国らしい野球で日本一を目指したい」と、2011年の準優勝を上回る春制覇に照準を合わせた。

 チームは今大会注目スラッガーの一人、佐倉侠史朗内野手(1年)を擁する。九州大会で2本の満塁弾、明治神宮大会では準決勝・大阪桐蔭(大阪)戦で右中間へ弾丸ライナーで突き刺す驚愕弾を放つなど、規格外のパワーに加えて大舞台での勝負強さも兼ね備える。野田主将は「選手個々の状態はいい」とチームの調整状況を語り、スター候補生である1年生スラッガーの大暴れが期待される。