ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地でのダイヤモンドバックスにリアル二刀流で先発出場し、投手として6回2安打無失点の好投で6勝目(2敗)を挙げた。
4回二死まで打者11人をパーフェクトに抑え、6回に招いた一死一、二塁のピンチもキャロルを1球で二ゴロ併殺に仕留めて脱出。そして7回の攻撃で味方打線がリードを7点に広げたこともあり、あと1イニングで到達していた規定投球回をクリアすることなく救援陣にバトンを渡した。
防御率は「0・74」まで良化し、打っても4打数3安打で打率は一流打者の証しでもある3割を超えて3割1厘まで上昇。ますますよく分からない領域に入ってきてしまったが、試合の序盤は制球を乱す場面もあった。2回は相手の4番・アレナドの2球目に投じた97・5マイル(約157キロ)のフォーシームが抜けて顔面付近を通過。3回も8番のフェルナンデスに投げたスイーパーがすっぽ抜けて同じく顔の近くへの投球となった。ほかにもヒザ近くを襲った剛速球もあり、荒れ球が出るたびに球場内もどよめいた。
ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督(60)は、試合前に大谷を「おそらくメジャーリーグ以上のレベルの別リーグでプレーできる数少ない選手」「私がこれまで見てきた中で最高の選手」と最上級の言葉でたたえていたが、自軍の選手を守る立場として言わずにはいられなかった。
「そこに何か意味があると思わないし、意図があるとも思わない」と前置きしつつ「でも、99マイルの誰かの頭の近くに投げるんだ。それはとても危険だ。だから私は好きじゃない」と米メディアなどを前にチクリとやった。とはいえ、大谷から2安打しか放てず、1点も挙げられずに敗れたことは事実。ロブロ監督は「単純にボールをコントロールできなかっただけだろう。苦戦しているようにも見えたが、彼は我々を完全に封じ込めた。彼がやったことはすべて奏功した。次に彼と対戦する時はその謎を解き明かして対策を立てなければならない」とリベンジを誓った。
指揮官の言葉を伝えた米誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」はロブロ監督の見立て通り「大谷が故意に危険な球を投げようとしたようには見えなかった」と同調。「アリゾナの打線は大谷の投球に手も足も出なかった」と伝えている。












