女子プロレス「スターダム」29日の東京・両国国技館大会で、首の負傷で欠場していた〝お騒がせ女〟ジュリア(27)がいよいよリングに帰還する。スターダムラストマッチとなる小波との一戦に向け、5回にわたりお届けしたインタビューもいよいよ最終回。最後は気になる2022年の抱負を激白だ。


【スターダム・ジュリア お騒がせ女の帰還(5)】

 ――2022年の展望は

 ジュリア まあ、普通にプロレス界を引っかき回す。ベルトを視野に入れることはもちろんなんだけど、チャンピオンベルトはチャンピオンベルト以上でも、以下でもない。私の信念はかき混ぜることにある。ベルトを取るなんて誰でも目指せることは考えないわけではないけど、ジュリアの考えるところから見ると目標ではないね。

 ――では、どんなことを

 ジュリア みんなが考える時間を提供したい。プロレスはファンもマスコミも含めて、考える時間が一番楽しいから。私の発言や行動に腹を立てる人をよく見かけるけど、望むところ。賛否ある存在でいたい。欠場中は随分優しいジュリアを見せたけど、今日でおしまい。優しさなんて、面白さの真逆にあると思うからな。

 ――なるほど。ちなみに対戦したい相手などはいるか

 ジュリア 他団体のアイツとかアイツ…やりたいヤツはたくさんいるよ。DDM(ドンナ・デル・モンド)というユニットもさらに大きくしたいし、人も増やしていきたいかな。大江戸隊が増え過ぎても面白くねえし。復帰して、やることはたくさんある。

 ――団体も成長を続けている

 ジュリア スターダムはブシロード体制になって昨年いろんな土台をつくって、今年大きく階段を上った。ブシロード傘下という大見栄を切って、選手スタッフみんなの頑張りで、中身もかなりしっかりしてきたんじゃないかな。(2021年度)プロレス大賞のベストバウトで女子の試合に票が入ったり、ベストタッグもアリカバ(ジュリア&朱里)に票が入ったり。

 ――3月3日ジュリア vs 中野たむの髪切りマッチ(日本武道館)もベストバウトにノミネートされた

 ジュリア 女子プロレス大賞以外の賞を、いつかスターダムで独占してやろうって光が見えたね。女子プロレスに偏見を持たないで、男子と対等に見てくれる人は着実に増えてきてると思う。ホップ、ステップときて、来年、再来年がジャンプの年になる。そうできなければ、チャンスをもらってモノにできなかったということで終わるだけだと思ってるよ。

 ――業界の盟主は新日本プロレスだ

 ジュリア 超えたい気持ちはもちろんあるし、それは不可能ではないとも思う。年間動員数でいったら今は新日本にはかなわないけど、その差は少しずつ縮まっていると思う。一つひとつ、選手が全力で取り組んでいけばいい。私たちは一つの試合にこめる思いの質量は負けてないと思ってる。新日本プロレスに追いついて、いつか必ず追い越してみせる。夢で終わらせたくない。

 ――ジュリア選手個人は海外への興味は

 ジュリア 前はね。海外も視野に入れて考えたこともあった。でも今はスターダムがこれだけ勢いづいてきて、やっぱり日本で女子プロレス広めたい、広めるチャンスに日本にいたいって気持ちの方が強いかな。

 ――最後に

 ジュリア これを読んでジュリアの復帰戦を楽しみにしておけよ。じゃ、アリベデルチ! またな!(終わり)