広島は13日の中日との今季最終戦(マツダ)に5―0で快勝し、4年ぶりとなるシーズン勝ち越しを決めた。投打がかみ合い、2試合連続の完封勝ちで3連勝を飾った。

 天敵を見事に攻略した。相手先発の高橋宏にはここまで4戦4敗、防御率1・13と手も足も出なかった。それがどうだ。3回、秋山、佐々木の連打から投手の常広がキッチリと犠打を決め、一死二、三塁から1番の中村奨が右前へ2点適時打。154キロストレートをきれいに流し、先制点をもぎとる。

 さらに5回には二死から中村奨が四球を選ぶと2番のファビアンはカーブを捉えて、左翼席へ16号2ラン。ここまでカモにされ続けた竜のエースを6回でついにマウンドから引きずり下ろした。

 7回には2番手の藤嶋から小園が5試合連続適時打となる右前打を放って加点。小園はマルチ安打をマークし、打率をリーグトップの3割6厘とした。

 打線の援護をもらった先発の常広は低めに制球する丁寧な投球で凡打の山を築き、6回4安打無失点の快投で2勝目。今季初めて6回を投げ切った2年目右腕は「6イニング投げられない試合が続いていたので、今日はしっかり6回投げようとマウンドに立った。これからも投げれるようしっかり練習したい」と語った。

 一方、前日の猛打賞に続く活躍の中村奨は「残り試合は少ないんですが、選手は誰一人諦めてません。まだまだここから連勝できるようにがんばりますので熱い応援をお願いします」と声を張り上げ、本拠地のファンから大歓声を浴びた。