巨人が11日の広島戦(東京ドーム)に2―3で惜敗し連勝は4でストップ。泉口友汰内野手(26)と首位打者のタイトル争いを繰り広げる小園に3試合連続先制打を許すなど好打者に苦戦を強いられた。

 今季11勝目をかけて先発した山崎だったが、初回から小園にソロを被弾しいきなり先制点を献上。直後の攻撃で岡本、中山の適時打から2点を返しすぐさま逆転に成功したが、援護点をもらった山崎は2―1の3回に小園のこの日2本目となる安打などから一死満塁とピンチを招くと、自身の暴投により三塁走者が生還…。試合は再び振り出しへと戻った。

 後を託された救援陣は8回まで無失点リレーでつないだが、最後は9回に5番手・石川が中村奨に痛恨の勝ち越しソロを被弾し、これが決勝点となった。

 この日は疲労を考慮し大勢をベンチ外、丸と吉川をベンチスタートとするなど体調管理も行いながらの一戦となっただけに、阿部監督は「しっかりコンディション整えてやるっていうことが一番だと思うんでね。切り替えるしかないと思うので頑張ります」と再起を誓った。

 同カードを2勝1敗で勝ち越しにこそ成功した阿部巨人だが、今季の対巨人戦で3割5分超の打率を誇る難敵・小園に終始苦しめられた。小園は3連戦で13打数7安打、1本塁打、3打点と大暴れ。首位打者を争う泉口が打率2割9分8厘でリーグ2位なのに対し、小園は打率3割3厘と再び差が開く格好となった。

 これにはG党からも「泉口のためにも小園との勝負を避けるべきでは」「タイトル争いしている味方がいるのになぜ勝負するのか」との声が出ていたが、チーム内からはこんな〝アンサー〟が聞こえてきた。

「もちろん泉口には首位打者を獲得してほしいけど、タイトルを優先した勝負の仕方は泉口自身も望んでないはずですし、不本意だと思いますよ。まずはチームの勝利が最優先ですし、彼もそのために頑張っているのはみんな分かっていますから」(チーム関係者)

「タイトル争いありきの対小園戦略」は不必要との声――。一方で「基本的な対小園戦略」に大きな問題を残したことは間違いない。「1、2試合目は勝ったからいいものの、大前提として、CS争いをしているチームの選手にあそこまで好き放題されるのは考えもの。勝利のためにどう封じ込めるかはバッテリー含めて再考しないといけない」(前出関係者)

 シーズンで広島との直接対決は残り3試合。リーグ2位でのCS出場を確実にするためには、小園攻略の糸口をつかめるかどうかが大きなカギとなりそうだ。