セ2位の巨人は7日の中日戦(バンテリン)に6―3で連勝。2カード連続の勝ち越しを決め、借金も「1」に減らしたものの阪神が優勝を決め、リーグ連覇はならなかった。
年間最大の目標を失う形となったが、戦いはまだ終わらない。5位の広島までは5・5ゲーム差で今後の焦点はCS出場権の確保となる。3位・DeNAには1・5差とピタリとマークされた状態が続いている。ただ、こうした〝団子状態〟がチームにとって決して悪いことばかりではないとみる向きもある。
チームスタッフの一人は「ルール上、CSがあって、去年は逆にCSでやられて日本一も取られた。だからこそ『じゃあ、今年はウチがやってやろうか』っていうような思いを持ってくれるようになるだろう」と期待する。
昨季は9月下旬にリーグVを決め、CSファイナルステージでDeNAに下克上を許した。その一因とされたのが、実戦感覚のズレだった。その点で阪神は〝リーグ最速優勝〟を果たした一方、チームは今後も油断できない戦いが続く。
前出のスタッフは「阪神がダントツでリーグ戦を制し、チーム優勝を目指す戦いは一回終わった。その影響でCSファイナルまでの日程がかなり空き、時間的な管理などが非常に難しくなる。さらに『ダントツで勝ったんだから負けられない』という思いが、逆に変なプレッシャーになることもある。1勝のアドバンテージがあるとはいえ、意外に(日本シリーズ進出は)簡単なものではないのでは」とも占った。
試合後の阿部慎之助監督(46)は「とにかく貯金できるように頑張ります」と顔を上げていた。まずはAクラス争いを勝ち抜く必要があるが、巨人が集中力を切れない環境にあることは確か。リーグ2位を巡る戦いが〝追い風〟となるかもしれない。












