巨人は5日の中日戦(バンテリン)に0―1で零封負け。先発した山崎伊織投手(26)が今季初完投となる8回1失点で投げ抜いたものの、打線の援護を得られずに今季4敗目を喫した。
山崎は積極的にスイングしてくる中日打線と序盤から真っ向勝負。両軍無得点の5回にボスラーに先制ソロを被弾するまで完全投球を見せるなど、付け入るスキを与えなかった。わずか85球で最後までマウンドに立ち続け、一発を許しながら被安打は計2本のみ。それでも結局「ムエンゴ地獄」に泣かされた。
試合後の阿部慎之助監督(46)も「(山崎は)頑張ってくれたよね。1点がとても遠かったですね」と言葉をつむぐしかなかった。
この日こそ山崎が力投したものの、投手陣は依然として苦しい状況が続いている。4日のヤクルト戦(岐阜)では今季ワーストタイの12失点で惨敗。プロ初勝利をかけた先発・又木が4回途中5失点、2番手・泉も4失点で大量失点を許すと、救援陣も軒並み崩れ〝投壊状態〟となった。
終盤戦に入って以降、チームは投手陣再建のため積極的な入れ替えを行っている中、再度立て直しを図るべく5日には又木を抹消。二軍で21試合に登板し、防御率1・71としているプロ9年目のベテラン・高梨を招集するテコ入れを行った。シーズン終盤において経験豊富な左腕の存在は貴重である一方、今後も投手陣が苦しい台所事情を強いられることは必至だ。
チーム関係者の1人は現状の投手陣について「入れ替えを続けたいのはやまやまだけど、ファームにも調子がいいっていう選手はなかなかいないんで…。『今はこの入れ替えが最善の選択だ』と毎回思うほかないですから」と本音を吐露。その上で「開幕前には、この状態は予想してなかったからね。2位を死守するため、今は1試合1試合とにかく勝つしかない。目先の1試合を勝つための選手を、その都度呼ぶしかないというのが現状です」と厳しいやりくりについても明かした。
セは2位・巨人から5位・広島まで4球団が3・5ゲーム差でひしめき合う〝激戦区〟となっている。混戦模様の最終盤を迎える中、まさしく総力戦を余儀なくされているG投手陣。Aクラス死守に向け、ここが最後の正念場となりそうだ。












