東京女子プロレスで活躍するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希(23)が、3月19日の東京・両国国技館大会で初めてシングル王座に挑戦することが決まった。

 11日の後楽園ホール大会で荒井は、第3試合に出場し同い年の鈴芽とシングル戦で激突。サソリ固めやスリーパーホールドで追い込むと、最後はヘッドロックを切り返してフルネルソンバスターで叩きつけ、起き上がってきたところにファイナリー(かかと落とし)を叩き込んで3カウントを奪った。

 文句なしの試合運びで完勝した荒井は鈴芽とのシングル戦をかねて希望していたことを明かして「強行してシングルで戦うことができて嬉しかった。勝つことができて1つレベルアップで来た気がします」と満足げ。「これからもいっぱい試合をしてお互い高め合える関係になりたいと思います」と力強く話した。

 そんな荒井はこの日のセミ終了後に再登場。インターナショナル王者の伊藤麻希が上福ゆきを下し初防衛に成功した直後に姿を見せると「伊藤さん。私にそのベルトに挑戦させてください。デビュー戦の時『何年かかってもいいから伊藤麻希を潰しに来い』と言ってくれました。今が伊藤麻希を潰すタイミングじゃないかと思って、自信を持ってここに来ました」と、堂々の宣戦布告。これに伊藤が応じ、3月19日の東京・両国国技館大会でのタイトル戦が決定した。

 伊藤からは「改めて言う。伊藤麻希を、潰しに来い」との言葉。昨年5月のデビュー戦で敗れた王者を相手に成長した姿を見せられるか。