〝覚醒待ち〟広島・クロンに必要なのは「無理せず、我慢せず」の心

2021年04月05日 06時15分

マジメすぎるクロン㊨(左は佐々岡監督)

 広島のケビン・クロン内野手(28)が4日のDeNA戦(マツダ)を欠場した。3日の試合の2回に空振り三振した際、脇腹辺りを抑えて顔をしかめる場面があり、コンディションに異変があったものと見られる。佐々岡真司監督(53)は「明日以降はちょっと様子を見てというところ」と話した。

 ここまで打率1割9分2厘ながら練習熱心なクロンへの評価は高く、首脳陣は我慢の起用を続けている。しかし、真面目過ぎる性格だけに〝ブレーキ〟も必要だという。

「今回はちゃんと休んでくれたが、今後は痛みを押して出ようとするかもしれない。そのときは説得してしっかり休ませたほうがいい。無理をして大ケガにつながったら元も子もない」(球団関係者)。グラウンドでは常に全力プレー。開幕前には休日返上で球場を訪れ、若手の指名練習に飛び入り参加し「こっちは休めと言っているのに勝手に練習に来たんだよ…」(河田ヘッド)と首脳陣を驚かせたこともあった。

 ただ、過去にはニック・スタビノアが全力疾走で左ヒザの前十字靱帯と内側半月板を損傷する大ケガを負うなど、助っ人の〝頑張り過ぎ〟が裏目に出てしまったこともある。クロンも超が付くほど真面目な性格のため、少しでも異変があるときはストップを掛けなけれないけないという。

 練習中はうらやましそうにナインの打撃練習を眺めていたクロン。〝覚醒〟への期待は高いが、無理は禁物だ。

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