巨人はここまで21試合を消化し、12勝9敗で勝率は5割7分1厘。リーグ3位を維持している。
その原動力の1つがヤングGの活躍だ。22日の中日戦(前橋)では高卒2年目の石塚裕惺内野手(20)が「3番・遊撃」でプロ初の先発出場を果たすと、2回二死、一、三塁から2点適時三塁打を放ち、プロ初打点をマークした。
スタメン野手の平均年齢が25・8歳と若手中心のチーム編成となっていただけに、阿部慎之助監督(47)は「どんどん使っていこうと思っていますし、そこでいいものを見せてくれれば使い続けていこうかなと思っています」と若手起用に意欲的な姿勢を見せた。
チーム内では若手選手らの予想を超える成長ぶりにうれしい悲鳴が上がっている。しかしその一方で、昨年10月に両股関節の手術を受け、二軍戦で実戦復帰中の吉川尚輝内野手(31)のスタメン起用に慎重な声も出ている。
吉川は三軍での練習中に定位置の二塁だけではなく三塁の守備にも挑戦。これについて阿部監督は「近い将来のため。直接話して『練習の中で遊びでいいからやっといて』と(話した)。本人も納得して乗り気だった」とした上で「足を使いたかったら、ダルベックを一塁にして(吉川)尚輝をサードで。(二塁を)浦田とか。幅が広がる」と戦術面の多様化を期待した。
遊撃手として2017年にプロ入りし、1年目の途中から二塁手に転向した背番号2。24年にはゴールデン・グラブ賞を受賞した守備の名手だからこそ、〝三塁転向〟の可能性も十分にあり得る。
もちろん二塁での起用がメインではあるものの、今季は二塁手としてプロ2年目の俊足・浦田俊輔内野手(23)のスタメン出場が続いている。
指揮官は「最後は3連戦フルで出て、様子を見て大丈夫だったら(一軍に)上げようって」と吉川の一軍復帰のめどを語るもいまだ3連戦のフル完走はなく、休養をはさみながら実戦に臨んでいる。川相昌弘ディフェンスチーフコーチ(61)も「一軍に来るのであれば120%以上の完全な仕上がりではないと…」と話していただけに、吉川の完全復活までにはもう少し時間を要するかもしれない。












