アクシデントをはねのけた。巨人は21日の中日戦(長野)に2―1で逆転勝ち。相手先発・金丸の前に序盤こそ苦しめられながらも、0―1の7回無死二、三塁で平山が中前へ2点適時打を放ってひっくり返し、そのまま逃げ切って連敗を2で止めた。
阿部監督は「本当ね、素晴らしいゲームだったんじゃないかなと思います。(金丸の球を)前に飛ばせたっていうね。そこがやっぱり大事ですよ」と、勝利の立役者となった平山をたたえた。
若い力で劇的な逆転勝利を飾ったとはいえ、試合前にはチームに激震が走っていた。ここまで不動の正遊撃手として攻守で存在感を発揮してきた泉口友汰内野手(26)が、打撃練習中に打球を顔面に受けて救急搬送。長野市内の病院で脳振とう、顔面打撲、口腔内裂創と診断され、脳振とう特例で出場選手登録を抹消された。特例により10日を待たず再登録は可能だが、泉口は3番打者として上位打線の核を担う存在だけに、その緊急離脱が打線に与える影響は小さくない。
「(打線を)固定できるならしたい」と、あの手この手で打線改造に着手している阿部監督にとっても頭の痛い事態だ。3番・泉口、4番・ダルベックは打線の軸として固定し「それ(主軸が固定できている)だけでも十分でしょ」と全幅の信頼を寄せていただけに、キーマンの離脱はあまりにも痛い。
阿部監督は「(泉口は)脳震とうの診断を受けましたので、多少時間かかるかなというのはありますんで。その分若い選手にはチャンスが来たと思って頑張ってもらいたいですね」と気丈に前を向いた。
試されるのは若手の勢いだけではない。主力の不在をどうカバーするのか、阿部巨人の真価が問われる。













