広島が7日のオリックス戦(マツダ)に5―2で勝利し、交流戦4カード目で初のカード勝ち越しを決めた。5月23、24日の中日戦以来となる2週間ぶりの連勝。交流戦は3勝7敗1分けとし、9日から敵地ベルーナドームで西武3連戦に臨む。

 試合を動かしたのは2回だった。先頭の坂倉、持丸の安打で好機をつくると、平川の申告敬遠で二死満塁。岡本、名原が連続押し出し四球を選んで2点を先取した。さらに菊池が左翼線へ2点適時二塁打を放ち、一挙4点を奪取。菊池は「打ったのはスライダー。たまたまバットに当たるところにきました。当たってくれてよかったです(笑い)」と振り返った。

 先発した岡本は3回まで無安打投球。4回に山中の適時内野安打と紅林の犠飛で2点を失ったが、自己最長タイとなる7回を4安打2失点でまとめた。2年目右腕は「打たせて取るっていうことを考えて投げられたのが良かったかなと思います」と手応えを口にした。石井投手コーチも「ストレート先行でいい入りができている。守りに入るのではなく攻めるピッチングをしていってほしい」と評価していた。

 終盤は足で流れを引き寄せた。8回無死一塁で代走出場した辰見が初球からスタートを切り、ヘッドスライディングで二盗に成功。一死三塁から大盛が中前適時打を放ち、貴重な追加点を奪った。

 辰見はこの日も持ち前の快足を発揮して今季14盗塁目をマーク。リーグトップの巨人・浦田、ヤクルト・岩田の15盗塁に1差と迫っている。現役ドラフトで加入したスプリンターが終盤の得点を演出し、チームの交流戦初のカード勝ち越しを後押しした。

 救援陣は8回をハーン、9回を森浦が無失点で締めた。交流戦開幕6連敗と苦しんだ広島だが、ここへ来て2連勝。巻き返しへ向けて勢いをつかみつつある。