史上最大の一戦が伝統の一戦になる!? 5月2日に東京ドームで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)に挑戦するWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(28=M・T)が23日、神奈川・相模原市内で練習を公開。今月に阪神タイガースの名の由来である虎が描かれたコラボグッズが発売され、そのライバル・読売ジャイアンツのホームで戦う構図で、大観衆を魅了するファイトを見せることを誓った。
井上陣営から5人も視察に訪れた中、中谷はシャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちを各1ラウンド行い、安定感のある動きから多彩なパンチを披露。その場にはECサイト「WOWOW百貨店」にて販売中で、決戦当日の会場でも販売されるWOWOWのボクシング番組「エキサイトマッチ」と中谷の新作コラボグッズも持ち込まれ、それには虎をモチーフにしたイラストが描かれていた。
なぜ虎なのか。プロデュースした映像作家の喜田夏記氏が、中谷の持つ「張りつめた静寂」と「一撃の爆発力」の2面性をメキシカンカルチャーや愛称ビッグバンにふさわしいスケール感に合わせて表現。関係者によると、中谷が寅年生まれでパワーカラーが黄色であることも理由とのことだ。だが、東京ドームはプロ野球・巨人のホームであり、井上はボクシング界の巨人と言える存在。そこで虎と聞けば、阪神を連想せずにはいられない。日本史上最大と言われる一戦は、くしくも野球界における伝統の一戦を思わせる構図となった。
チケットはすでに完売し、5万5000人を動員する見込みの大舞台。中谷は「すごく楽しみです。5万5000の人を魅了できると思っているので、みなさんを満足させられるようなファイトをしたい」と奮闘を誓った。
ジャイアンツ、ではなくモンスター対策も抜かりなし。「井上選手の出してくるパンチに対して、どう自分が反応できるか。リング上でしか発生しないことなので、そこをいつでも出せるような準備はしてきた。幅の大きいボクシングができる選手なので、そういったところにも対応できる自分は作れると思う」と手応えを感じている。
ビッグバンが猛虎魂を見せるか。













