ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と世界スーパーフライ級3団体統一王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)の対戦計画が浮上するなか、専門家からは両者による試合そのものが〝ミスマッチ〟との指摘も出ている。

 元OPBF東洋太平洋バンタム級王者でトレーナーの椎野大輝氏は、自身のYouTube「GACHIBOX CHANNEL」で、井上とバムのスーパーマッチについて言及。「今の時点で言えば、圧倒的に井上選手有利。やっぱり体格差というのがあるし、バム側がスーパーバンタムには全然アジャストしていない。バンタムでやって、もう1回バンタム以上でやらないと。それでも急ピッチだとは思う」との見方を示した。

 かつて井上も2階級上げて世界戦に挑んだことはあるが、今回のバムとは事情が全く異なるとも指摘。「井上選手がライトフライ級からスーパーフライ級に2階級、一気に上げた。あれは1階級上げるぐらいでは減量のきつさが取れないくらい井上選手がでかかったからというのはあるんですけど。バムってそんなに大きくないと思うんですよね。バンタム級でも小さい方。(井上との対戦までに)スーパーバンタムは体が出来上がってないと思う」と力説した。

 さらに「よりスーパーバンタム級にアジャストしている井上選手と、どう見てもスーパーバンタムではないバム選手が向かい合った時の体格差が結構、出ると思う。同じ技術だったら体がでかい方、強い方が絶対強いので」と両者の体格差を強調。「(バムの挑戦は)まだちょっと早いんじゃないか。見たい試合ではありますけど、バム側が勝算は薄いんじゃないか」と結論づけた。