大相撲名古屋場所10日目(21日、愛知・IGアリーナ)、大関から陥落した関脇安青錦(22=安治川)が横綱豊昇龍(27=立浪)を上手投げで撃破。9勝目(1敗)を挙げ、1場所で大関復帰となる10勝に王手をかけた。
左足首に不安を抱え、8日目の取組では左足親指を負傷。この日も左足全体に分厚いテーピングを巻いて土俵に上がった。それでも、前日の大の里(二所ノ関)に続いて2日連続で横綱を撃破。優勝争いでも首位を守った。
審判長の九重親方(元大関千代大海)は「思っていた相撲とは違った。ケガが頭の中にあるから、横綱(豊昇龍)の一方的な相撲で勝負がつくのかなと思っていた。まわしを取って力が出る体勢になれば、ケガも関係ない。まわしを引いた時に横綱が動けなくなるぐらい力がこもった、いい投げだった」と安青錦の底力に驚きを隠さない。
その上で「強いですよ。ケガしたって、あれだけ相撲が取れたら。もう大関返り咲きというより、優勝を見据えて頑張るところ。横綱に2番勝ったのは大きい」「優勝争い? この集中力を保てば、安青錦。もう大関(復帰)の話はやめましょう。(目標は)優勝ですよ。改めて安青錦の実力を知った。あの痛い中で表情を変えずに集中力を保てるのはすごい。アスリートの中でも、なかなかいない」と賛辞を並べた。












