前途多難か。大相撲秋場所(13日初日、東京・両国国技館)を控えた4日、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が国技館で行われた。横綱大の里(26=二所ノ関)は綱取りに挑む大関霧島(30=音羽山)らを相手に相撲を15番取って10勝5敗。稽古後は「課題の方が多いと思う。初日に向けてしっかりやっていきたい」と自身の現状を冷静に見つめた。
昨年は史上最速となる初土俵から所要13場所で横綱に昇進。新入幕から2年間で5度の優勝を果たし、将来の大横綱を予感させた。しかし、11月の九州場所で左肩を痛めてから暗転。2場所連続休場明けで臨んだ先場所は優勝争いに絡むことさえできず、9勝6敗と低調な成績に終わった。この日の稽古総見で、復活の兆しは見えたのか。
国技館で稽古を視察した大相撲解説者の舞の海秀平氏(58=元小結)は「稽古内容を見ていると不安。横綱に上がったころの立ち合いの厳しさはないですしね。もう(左肩の)ケガの影響はないと思います。馬力が落ちているように見えるし、周りも力をつけてきているので拮抗してきていますよね。ちょっと心配。今場所も苦労しそうですね」と指摘した。
大の里は本番へ向けて「先場所はああいう形で終わってしまったので。一日一番集中して、15日間を戦い抜きたい」と巻き返しに意気込んでいるが…。果たして、どうなるか。












