〝禁欲指令〟だ。大相撲初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)の新番付が発表された25日、新入幕の大の里(23=二所ノ関)が国技館で会見し「(番付表で)自分の名前が大きくなるのを見てうれしかった」と喜びもひとしお。「ここからが大事。しっかり稽古を積んで、本場所で勝ち越せるように頑張りたい」と意気込んだ。

 所要4場所での新入幕は昭和以降3位のスピード昇進。会見に同席した師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「順調にきている。あくまでも通過点。やっぱり看板は横綱大関ですから。そうなるように自分も指導していきたいし、そうなる素材はある」とさらなる飛躍に期待する。「(新入幕力士は)10番勝てば敢闘賞をもらえる。10番以上勝ってほしい」とハッパをかけた。

 一方で、師匠は今後に気をつける点については「顔はイケメンなんでね。欲に勝つことが大事じゃないですか(笑い)。いろんな欲があると思いますから。真っすぐ伸びていくことが一番大事。いったん曲がると、なかなか真っすぐ木が伸びてこない。いろんな誘惑、楽しいことがたくさんこれからあると思いますけど、それを断ち切って真っすぐ育っていければ自ずと力もついてくる」とアドバイスを送った。

 大の里も「強くなるためには、頑張らないとダメなんで」と師匠の教えを胸に刻んでいた。