ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33)と弟でWBC世界バンタム級王者・拓真(30=ともに大橋)の父・真吾トレーナー(54)が、かつて大手ハンバーガーチェーンのロッテリアが販売していた「リブサンドポーク」の消滅に心を痛め、販売再開を熱望した。

 日本ボクシング史上最多5万5000人の観客を動員した2日の東京ドーム興行では、尚弥が史上最大の一戦を言われた中谷潤人(M・T)戦で判定勝ち。拓真は元4階級制覇王者のレジェンド井岡一翔(志成)の挑戦を判定で退けた。

 その翌日、横浜市内の大橋ジムで開かれた一夜明け会見が始まる前に、談笑していた親子3人。総収入50億円以上と推定される巨大興行の主役ながら、意外にも庶民の味であるハンバーガーなどファストフードの話題で盛り上がっていた。

 そこで、真吾氏はリブサンドポークが好きだと発言。だが、それはすでに失われたものとなっていた。リブサンドポークを販売していたロッテリアは、2023年に全株式を外食チェーンなどを運営するゼンショーホールディングスに売却。以降、ロッテリアはゼッテリアへの転換が進められ、リブサンドポークはゼッテリアのメニューに引き継がれず、先月に転換が完了したのと同時に消滅してしまった。

 真吾氏にそれを伝えると、「え、そうなんですか!? 最近は食べていなかったので…」と驚き「ないとなると残念ですね」と寂しげな表情。復活を望まないのか?と問うと「全然そんなことないですよ」と強く希望した。

 世界にとどろくモンスター兄弟を育てた名伯楽の願いは、ゼッテリアに届くだろうか。