ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者〝モンスター〟井上尚弥(33=大橋)に敗れた同級1位・中谷潤人(28=M・T)のトレーナー、ルディ・エルナンデス氏が12月の再戦を要望した。

 米専門メディア「RING」によると、エルナンデス氏は、井上との対戦を振り返り、11ラウンド(R)に井上のアッパーにより眼窩底骨折を負ったことが中谷の戦いに大きな影響を与えたという。「潤人がダメージを受けて防御に回ったのは明らかだった。目の負傷までは絶好調ですべてがうまくいき、井上を圧倒していた」とし「潤人のパフォーマンスを誇りに思う」とまな弟子の奮闘をたたえたという。

 その上で名トレーナーは「今、我々には競争力があり、彼(井上)に勝てるとわかっている。井上選手には敬意を払っている。しかし再戦に応じてくれたら光栄です。ノニト・ドネア選手(フィリピン)との再戦を認めたのと変わらない。潤人は再戦に値する選手」とし「12月にやろう。そして強い方が勝つんだ」と〝モンスター〟とのリマッチを熱望した。

 井上は次戦でWBA・WBC・WBO世界スーパーフライ級統一王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(26=米国)との対戦が浮上している。この件にエルナンデス氏は、ロドリゲスが中谷と戦い、勝者が井上への挑戦権を得るべきと主張。ただし、中谷が8R以内にノックアウト勝ちするため、ロドリゲスは井上と対戦するには至らないという。

 名トレーナーは「井上選手が応じてくれればロドリゲス選手と戦うよりも多くの収入が得られるし、日本でのイベントとしても、より大きなものになるだろう。実現してほしい。再戦の方が現実的だと思う」と指摘していた。