ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ(2日、東京ドーム)で4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)がWBA・WBC・WBO同級1位・中谷潤人(28=M・T)を3―0の判定で破って防衛に成功した〝世紀の一戦〟は、果たして〝再戦〟があるのか世界から注目されている。

 日本ボクシング史上最高峰の戦いは、井上が貫禄を見せて勝利。今後はフェザー級に階級を変更するなどさまざまな選択肢が浮上しているが、米メディア「ボクシングニュースアンドビューズ」は井上VS中谷の再戦があるのか着目。「需要はあるのか?」と題して特集した。

「井上尚弥は先週末、東京ドームで行われたビッグマッチで中谷に判定勝ちを収めた。それは欧米でも東洋でも好評を博した。日本国内だけでも、格闘技イベントのペイパービュー販売数で新記録を樹立した」と空前の注目度となったことを強調。そこでこの黄金カードについて「再戦への需要について分かっていることは以下のとおりだ」とリターンマッチの可能性を分析した。

「東京ドームは5万5000人のファンで満員御礼となった。日本の格闘技PPV史上最高記録を樹立。総収益約100億円規模のイベントは、日本の格闘技界で最大規模となる」と数々の数字を示す。一方で「この試合は『ファンがもっと見たいと思わせるものではなかった』――長い間慎重な展開が続いた」と試合内容を冷静に指摘した。

 そして、再戦について「トップランク社長は『再戦もあり得ると思う…それほど魅力的な試合だった』。ザ・リングによる世論調査ではファンの73%が井上尚弥対ジェシー・ロドリゲス戦を望んでおり、中谷を渇望しているわけではなかった。井上選手には他にも選択肢がある」。再戦の待望論があるものの、ロドリゲスとの対戦が優先される可能性もあるとの見解を示した。

 無敵のモンスターの相手選びに熱い視線が注がれている。