米格闘技イベント「UFC 328」(9日=日本時間10日、ニュージャージー州ニューアーク)でUFCフライ級王者のジョシュア・ヴァン(24=ミャンマー)に挑戦する同級3位の平良達郎(26)が独占インタビューに応じ、意気込みを語った。勝てば日本人で初めてタイトル獲得の快挙となる大一番を前に、日本の〝超新星〟は何を語るのか。その視線の先には、夢の日本人対決もあるようだ。

 ――今の心境は

 平良 ワクワクしているというのが一番で…。夢をつかみにいくっていう意味で、特別な感情があります。UFCのタイトルマッチって「本当の世界一」を決める場所だと思ってるんで。世界一強い選手になるっていうことが、今までと違うというか。そういう自負を持って毎日トレーニングしてます。

 ――ヴァンの印象は

 平良 UFCに来て初めて自分より年齢が若い人との試合なんですよね。若いだけに勢いがあるし、少しライバル的な感情もあるので、彼とUFCのベルトをかけて戦えるのは楽しみです。

 ――ファイトスタイルにはどんな印象を持っているか

 平良 堂々と戦う選手だと思います。前に出る力や体のタフネスっていうのは、フライ級トップのものを持ってると思うんで。今回の試合は彼の強みと僕の強みの対決だと思うんで、それがどういう展開になるんだろうって楽しみです。

 ――具体的にはどんな展開になりそうか

 平良 僕はもちろんヴァンの打撃を警戒するし、ヴァンは僕の寝技を警戒する展開になると思います。いかにお互いがそれを利用するか。そういう駆け引きの試合になるんじゃないかなと思ってます。

 ――王座獲得の先の展望は? 日本人対決も期待されるが…

 平良 チャンピオンになって、日本で大きいUFCのイベントをしたいっていうのが一番にあって…。そこで堀口(恭司)さんとタイトルマッチできたら一番かなって思ってますね。

 ――日本大会で防衛戦となれば注目されそうだ

 平良 楽しみです。日本人初のUFCチャンピオンとして、誰が相手でも迎え撃とうかなと思っています。

アミル・アルバジを豪快にぶん殴る堀口恭司(ⓒZuffa LLC/UFC)
アミル・アルバジを豪快にぶん殴る堀口恭司(ⓒZuffa LLC/UFC)

 ――3月14日(日本時間同15日)には、野球WBCの日本対ベネズエラ戦でプレーボールコールを務めた

 平良 選手一人ひとりが、とんでもないプレッシャーを背負っているんだろうなというのは感じることができました。日本からアメリカに行くのって簡単じゃないけど、それでも野球を見るためにたくさんの人がマイアミにもいたし、カメラを通して日本でも何万人っていう人が見ているし。僕も同じ思いっていうか、画面の向こう側の人の思いも背負って戦うぞって思いました。あとは元野球部として、僕のことも野球好きな人たちに、もっと知ってもらいたいです!