ボクシング・スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(33=大橋)が、フェザー級転向を巡って米メディアから〝挑発〟された。
井上は2日の4団体統一タイトルマッチ(東京ドーム)で挑戦者の元世界3階級制覇王者・中谷潤人(28=M・T)を判定で下して防衛に成功。大一番の勝利を受け、米国の老舗専門誌「ザ・リング」が、5日に更新したパウンド・フォー・パウンド(全階級を通じたランキング=PFP)で約2年ぶりに1位の座に返り咲いた。
自身のX(旧ツイッター)で「リング誌PFP1位へ返り咲きました!! この試合を評価していただいて得た返り咲きはとても価値あるものです。ありがとうございました!!」と喜びを投稿した。
改めて強さを発揮したにもかかわらず、かねて否定的論調を展開する米メディア「ボクシングニュース24」は、同様の姿勢を崩さなかった。「井上選手は東京ではスーパースターだが、日本を拠点としているため、米国での存在感は依然として限定的だ。ボクシングの純粋主義者たちにとって、中谷戦での勝利は、真の試練が始まる前の単なる最後のハードルにすぎなかった」。
その上で「井上選手が真に欧米市場を制覇するためには、東京ドームでの〝メインイベント〟としての立場を捨て、フェザー級王者の挑戦者となる必要があるかもしれない。日本での報酬は122ポンド級にとどまらせるのに十分なのか。それとも史上最高の選手という地位への誘惑が、彼をフェザー級へ駆り立て、無敗の記録をかけて戦うことになるのだろうか」と主張。やれるなら早く階級を上げてみろというわけだ。
米プロモーター大手トップランク社の創業者ボブ・アラムCEOは「126ポンド級(フェザー級)に上がったとしても、あまり良い結果にはならないだろう」と慎重な見解を示したが、いずれにしても〝モンスター〟には最強を証明し続けてほしいところだ。












