大相撲の錣山親方(元関脇寺尾)の告別式が23日、東京・江東区の錣山部屋で営まれた。

 錣山親方は17日に「うっ血性心不全」のため60歳で死去。告別式には、陸奥親方(64=元大関霧島)、大関霧島(27=陸奥)、関脇琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)ら多くの相撲関係者を含む、約400人が訪れた。参列者の中には、40年近い友人関係だった元格闘家の高田延彦(61)、向井亜紀夫妻の姿も見えた。

 高田は、ここ10年近くは、錣山親方と連絡を取っていなかったという。それだけに「時を10年ぐらい巻き戻して、会っていなかった時間を埋めたい。〝大人のバカ〟をやり続けたかったね。本当に、連絡しなかったことに、悔いが残ってます」と悲しい表情を浮かべた。

 そして、錣山親方について「無垢な少年が、そのまま大きくなったような感じ。お相撲さんは別世界みたいな感じだったけど、初対面の時に、ものすごく身近に感じた。本当に、ばかばっかりやっていた。でも、それが楽しくて、楽しくてまた会うみたいな」と当時を回顧した。

 ひつぎには、錣山親方が好きだった日本酒、「くまのプーさん」のぬいぐるみ、弟子からの手紙が入れられた。出棺時には、かつての弟子やファンから「おやじ! ありがとう!」「寺尾! ありがとう!」と感謝の言葉が飛んだ。