大相撲の元関脇でタレントの豊ノ島(43)によるYouTubeチャンネル「豊ノ島のお相撲ちゃん」に元関脇旭天鵬の大島親方(51)が出演した。

 豊ノ島が「一番強いと思った力士は誰ですか?」と質問すると、大島親方は「貴乃花さんとやった時、何もさせてもらえなかった記憶がある。何もできなかった。攻撃もできなかったし、気付いたら土俵の外にいたという印象がある。もちろん、朝青龍とか白鵬とか、強い横綱たちはいたけど、またその人たちとは違う。あの人(貴乃花)は、ほぼ受けて〝はい、ご苦労さん〟みたいな感じだったから。(自身が)若かったというのもあるかも分からないけど、そう思ってる」と回答した。

現役時代の貴乃花
現役時代の貴乃花

 続けて「他の横綱たちは、経験を積んできたら〝ワンチャン、こうしたらいけたかも〟と思える可能性もあるんだけど。貴乃花さんだけは思わなかった」と説明。大島親方は現役時代、貴乃花、曙、武蔵丸、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里の8人の横綱と対戦。23年間にわたって相撲を取り続けたレジェンドの目から見ても、貴乃花の存在は別格だったようだ。

 さらに「(貴乃花と対戦したのは)モンゴル(出身)の人で言ったら、旭鷲山と俺と朝青龍だけ。あのころは全体的に強かったよね」「3回しか対戦ないんだけど、3回目で初めて勝った。そのあと聞いたけど、モンゴルの力士の中で貴乃花さんに勝ったのは俺だけだったみたい。あとから知ったんだけど、それは誇ってもいいかなと」と回想する。

 その上で「(2回目までの対戦は)まともに行って全然、話にならなかった。(3回目の対戦前に)当時の師匠(元大関旭国)に『左に変わり気味に上手を取りにいけ』と言われて。(普段は)そんな器用なことできないのに、その時やったの。そしたら勝った。(上手を取って)頭をつけたんだよ。バーッと攻めて、渡し込みなんか俺、やったことないのに。(貴乃花が)そのまま塩がある西の方に倒れていった。そんなのやったことないんだよ、今まで」と笑顔で振り返った。